地下神殿を見学
埼玉県内にある首都圏外郭放水路を見学してきました。この施設は、荒川・江戸川・利根川に囲まれ洪水災害が多発していた春日部市などのエリアを、洪水から守るために建設されました。このエリアを流れる中川・綾瀬川が氾濫しそうな時に、その水を国道16号線の地下50mにつくられた放水路に誘導し江戸川に放水することにより、洪水被害を防止する仕組みです。
直径10m以上にもなる巨大なトンネルを流れてきた水は、最後にこの調圧水槽と呼ばれる空間に流れ込みます。見学者と比べると、この空間の大きさがわかると思います。地下神殿と呼ばれ、インスタグラムなどでも人気があります。
ここが水の入口です。地下50mのトンネルを流れてきた水は、この立坑で30m上昇し地下神殿に流れ込みます。ここで水流の勢いが弱められて、巨大なポンプで江戸川に放水されます。
この首都圏外郭放水路は世界最大級の洪水対策施設であり、実際に年に数回は、この施設が稼働するほどの大雨が降るそうで、去年は7回も稼働したそうです。
将来は荒川まで延ばす計画もあるそうです。すごいスケールですね。
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